矢沢永吉激論集
俺は昔のことを思い出すとマジになる。これは素晴らしいことだ。28歳。スーパースターと呼ばれ、所得番付に出るようになっても怒っている。怒ることに真剣になる。
銭が正義だ。こう思ってしか生きて来れなかった。ほんとうは銭が正義だなんてウソなんだ。それは良く判ってる。でも、そう思わなければ生きて来れなかった自分に腹が立つ。
攻撃することが生きることだ。負い目を作らず、スジを通して、自分なりのやり方でオトシマエをつけてきた。休むわけにはいかない。やらねばならぬことは、まだある。
この本に書いたことは、あくまでもオレ自身の背景だ。読者は、特殊な例だと感じるかもしれない。でも、オレは、誰もがBIGになれる”道”を持っていると信じている。
広島
銭で買えないものがある?冗談じゃない。おまえ、そんなこと言えるのか
・オレはすべてを上手にふっ切れる男になんかなりたくない。クールなんて言われたくない。浪花節のままでいたい。普段は、そんなに言いやしない。過去のことなんてね。たまに一杯飲めば出てくる。
・初恋は、それでいいのよ。初恋は一緒にならない方がいい。ホント。あの最後の手紙の時ね、どんなことがあってもビックにならなきゃいけないと思った。どんなことがあってもスーパースター。
・人間て、食べることのつらさよりも、暗い明日のことを想像するつらさのほうが、大きいと思うんだ。
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