【No.9|私と出会うための西田幾多郎】

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  1. 経験に素直になる – 純粋経験の意味 ⇨経験あって個人あるのである
    1. 純粋経験とは一般性(他の人や世間の在り方)と個別性(自分の在り方)との間にズレがないこと
    2. 純粋経験とは「思慮分別」を捨てた素直な態度であり、決めつけをやめて柔らかく見聞きをすることとも言える ▶︎より大きい自分になる
  2. 私って何?
    1. 自己が自己において絶対の他を見ると考える時、我々の自己は死することによって生きる by 西田
      1. どんな人と接しようとしても私は「自分」の枠を出ることはできない。これは「自己が自己において」という内在性の側面。
      2. 私を喜怒哀楽に追い込むあなたは私のどの部分からも生じていない。私は自分の外に飛び出て、「絶対の他」に出会うという脱自の側面。
      3. 内在性と忘我のぎりぎりの相克を「死することによって生きる」と表現した。
    2. 「有の限定」とは本能的脱自の意味合いとしては、道徳や世間体から自由となってはいるが、男女の愛というしがらみなどの本能という生理的現象に縛られていること
      1. 本能は生理的衝撃という「有」に制限されており、私自身はそこから自由であるとは言えない。
    3. 人格的自己限定の「尖端」において汝と結合する
      1. 人間の自己形成は他の人とのネットワークの中で、良くも悪くもその影響を受けながら進められている。その「尖端」であなたと衝撃的な出会いをし、打算や計算を超越し、運命的な出会いをする。
      2. 計算し、要素に分解できる「有」ではなく、無なのです。
    4. 西田哲学は同一性を重んじるでのはなく、差異や対抗を重んじる思考をとった哲学である。
  3. 未来の今を生きるために
    1. あるものをあるがままに永遠である
    2. 嬉しいにつけ、悲しいにつけ、一つ一つの区切りを噛み締めながら、大切に生きる。
  4. モノが私を照らす (自然と人間との関係性を説明している)
    1. 行為は未来からやってくる
      1. 私がある意図を持って、ある欲求に従ってすることを行為と呼ぶ
      2. まだ実現されていない未来がその時点で私を「限定」し、私をその特定の行為に駆り立てた ▶︎行為的直感
      3. 情報社会では情報の量が多いが、その情報に到達する「出会い」の偶然性が説明できていない。
    2. 直感とはどんなもの?
      1. 誰でも能動的に選択的に直感しており、文化の型や伝統によって影響されている
      2. 「歴史的身体」として私たちは物を作る
      3. 我々は物を見、物を知らなければ行為できない
    3. 正しい<形>を求めて
      1. イデアとは完成された理想の姿
      2. 真理とはこの世界を超越した物ではなく、人間の生きる脈動のうちにのみ存在する。
      3. 和辻哲郎と三木清
        1. 西田は日本文化が情的で音楽に似ていると説く
        2. 外来の文化をこだわりなく受容してそれを日本化することで、日本には「形がなくてしかも形がある」と言える
        3. 日本文化は「形ある客観化された文化」としては西洋にも中国にも劣っているが、「形のない主体的な文化としては独自に優秀性」を持っている。
    4. 身体は力なり
      1. 「朝夕の打坐怠るべからず 用なきに人を訪れるべからず 無益のもの食うべからず 乱読すべからず」⇨自分への戒めを常にしていた
      2. 思考とは、身体を離れて抽象的に籠ることではなくて、むしろ「自己の身体に徹すること」
      3. 宗教的な歴史ある儀式とは、ある個人が作ったのではなく、その個人も彼の行為そのものも、あくまで「場所の自己限定」として作られたもの
        1. 村の人々の熱い思いが、その他無数の歴史的要因や偶然の積み重ねからある儀式として変化した。
        2. 「我々の欲求は逆に場所的自己限定としての世界の自己矛盾より起こる」 ▶︎ 世界が私を泣かせ、その身体的動揺で私は自分の気持ちが「悲しい」ことを確認する
    5. 形が揺らぐとき
      1. 私とは「汝の汝」である
      2. 私自身が矛盾に満ちているのだから、生命そのものが矛盾なのだから、私はその矛盾を生きてみるしかない。
    6. 私は矛盾なしでは生きられない
      1. 「自己に矛盾し、自己に困惑する」 by 有島武郎
      2. 哲学は我々の自己の自己矛盾の事実より始まるのではある。哲学の動機は『驚き』ではなくして深い人生の悲哀でなければならない
      3. 存在論的な冷厳さと執拗さで、人間の根源的な「欠如性」を捉えようとした
      4. 全て存在するものは、「自己否定」を起こすが、その否定はもう一度否定され、自己は結局自己に帰ってくる。その自己矛盾の経験と通してより豊かな自己を実現することができる。 by ヘーゲル ⇨弁証法
      5. この世界では全体と部分との「相互否定」という名のダイナミズムが不可欠である。生きているものは、「いつも病気可能な状態」になければならない
        1. 戦後直後に日本人はダメだと日本人ということに対して憤慨している人がいた。自分が置かれている状況に対して自己矛盾を起こしている時点で、その人は運命に対して立体的・発展的な動きが生じている。 ▶︎この哲学は自分に勇気をくれますね〜
      6. クレタ人は嘘つきにパラドクス ⇦これおもろいわ笑

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